こんにちは!
一般社団法人 交通事故医療情報協会の伊藤です。
本日は、「交通事故のけがの回復力をあげるには」をご紹介します。
「病は気から」ということわざがあります。
「病は気から」とは、気の持ちようによって、病気は良くもなるし、
悪くもなるということを表していることわざです。
実は、このことわざは、単なる迷信ではなく
実際に、『人の「心の状態」と「身体の状態」は、密接な関係にある』
ということが近年明らかになってきています。
例えば、体調が悪く気持ちもふさぎ込んでいる時は、免疫力も落ち、
逆に、笑っている時には免疫力が高くなると言われています。
つまり、気持ちが明るければ、身体も早く回復できるということです。
気持ちが沈んでいる時、
目線はうつろで、姿勢も悪くなり、
周りからみてもすぐに「落ち込んでいる」ということが伝わってしまいます。
そのような姿勢では、血流も低下し、免疫力も落ちてしまうので、ますます気持ちが沈んでしまうものです。
逆に、楽しいことや好きなことをしている時は、多少の疲れや痛みなど気になりません。
誰にでも、このような経験があることと思います。
このように、
「心」と「身体」は連動していますので、前向きな気持ちを持つほど、
回復力が高まると言われています。
実は、交通事故の治療を行う中でも、「痛みに負けないで、早く元気になるぞ!」という
患者様本人の前向きな気持はとても大切なことなのです。
「なかなか首の痛みが良くならないし、今日は天気も悪いし、なんて嫌な日なんだろう」
と考えていると、元気もなくなり、痛みの回復を遅らせてしまいます。
身体がつらいときに、前向きな気持ちを持つのは難しいものですが
「元気になったら●●をするんだ!」というように、目標やご褒美を決めて、
常に気持ちを前向きにして、回復力をあげましょう!