最終更新:2026年7月
交通事故によってむち打ち症になってしまった方にとって、どのくらい治療期間がかかるのか、どのような治療方法を行うのかは、大変気になる事柄かと思います。交通事故医療情報協会では、会員の柔道整復師の先生方に、おおよその治療期間とどのような治療を行っているのかインタビューを行いました。参考にしていただけますと幸いです。

回答いただいた先生
くりのき鍼灸整骨院 嶋村正志先生

むち打ち症の治療期間について
事故や外力の大きさにもよりますが、治療期間はおおよそ2ヶ月から半年ほどです。多くは3〜4ヶ月くらいで、その中で後遺障害を申請する方が1割ほどいらっしゃいます。当院に通院する際は、必ず医師の定期的な診察を月に2回は受診するようお伝えしています。医師から継続または終了の指示があった際は、それに従っています。
問診時に確認すること
過去に患った病気の経歴、家族構成、事故の過失割合、事故の外力がどの方向にどの程度だったのか、車の損害程度(車両の修理代がわかれば教えていただいています)などを確認します。
むち打ち症の治療する部位は?
当院では整形外科の診断に準じて行っています。診断が決定した時点で、保険担当者の方に必ず報告しています。
むち打ち症の検査ってどういうことをするの?
当院では、ROM制限(関節可動域)の確認、動作時痛・痺れ・頭痛・吐き気・眩暈がないかどうか、ジャクソンテスト、スパーリングテスト、姿勢の確認、握力、打腱器による反射、知覚の確認などを行っています。
むち打ち症で行う施術・治療(くりのき鍼灸整骨院の場合)
頸椎カラーやコルセットは、基本的に整形外科で処方してもらっています。急性期はアイシング(氷や水で局所的に冷却)や物理療法(当院では5種類の電気=低周波、干渉波、ポラリスカイネ、ハイボルテージ、立体動態波)を用意し、患者様の症状にあわせて治療器を選びます。テーピングで患部を保護し、安静にするようお伝えしています。
急性期を過ぎたら、温罨法(患部を温めること)やマッサージで様子をみて、後にストレッチなどの運動療法を追加します。可動域制限が著明な場合は、関節モビリゼーションやBFI療法を施行します。むち打ち症の痛みの多くは、ハード(身体)とソフト(気持ちの落ち込み)のハイブリッドペインが特徴なので、その両方のケアが大変重要だと考えています。
むち打ち症は早急な治療と適切なケアが大切です
いかがでしたか。すでにむち打ち症でお悩みの方で、現在通っている病院や整形外科での治療に不安がある方は、手厚いケアと問診を行う整骨院や接骨院での治療で効果を実感できるかもしれません。交通事故医療情報協会では、経験・治療技術の優れた整骨院・接骨院をご紹介しています。認定整骨院検索からお近くの治療院をお探しいただけます。
※今回のむち打ち症の検査方法や治療方法はくりのき鍼灸整骨院様の方法ですので、他の医療機関や整骨院では異なる場合がございますのでご注意ください。
むち打ち症の症状や治療の基本についてはむち打ち治療ガイドもあわせてご覧ください。本インタビューは全3回の連載です。続きは第2回・第3回でお届けします。
インタビューに答えてくださった先生
くりのき鍼灸整骨院 嶋村正志先生
〒350-1212 埼玉県日高市下高萩新田46
くりのき鍼灸整骨院のホームページ







