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2020春の全国交通安全運動が始まりました

2020年4月6日


今年も春の全国交通安全運動の季節がやってきました。
令和2年の「春の全国交通安全運動」は、4月6日(月)から15日(水)までの10日間です。
スローガンは、「交通ルール みんなで守って安心・安全」です。

そして、今回の交通安全運動の重点は
(1) 子供を始めとする歩行者の安全の確保
(2) 高齢運転者等の安全運転の励行
(3) 自転車の安全利用の推進
の3点です。

(1)子供を始めとする歩行者の安全の確保

4月は新しく入学する児童や自転車で通学する生徒が増える季節です。
交通安全への意識が未熟な入学児童も多く、登下校の時間では小学校付近や通学路などで十分な注意が必要です。
あいにく、今年は新型コロナウイルスの影響で、入学式の遅延や、休校が相次ぎ、ご自宅で過ごされているお子様も多い事と存じます。
注意していただきたいのは、学校が再開した時期の交通事故です。
ご自宅で過ごす時間が多かった分、外に出られることや学校に通えることに気が行ってしまい、車への注意がおろそかになってしまうお子様が増えるのではないかと、懸念しております。
ぜひ、お子様に「車にはくれぐれも気を付けること」「横断歩道を渡る前には、『みぎ・ひだり・みぎ』を確認し、車が来ていないことを確認すること」などをご自宅でご指導くださいますようお願いいたします。

また自動車の運転免許を取得したばかりのドライバーも増加し、事故の危険性が高まる時期でもあります。

(2)高齢運転者等の安全運転の励行

実は、「自動車と歩行者」の死亡事故の多くは、道路横断中に発生していることをご存じでしょうか。
ぜひ、日頃運転をなさる方は「歩行者保護意識」を今まで以上に気を付けていただければと存じます。
また、「高齢者運転者の重大交通事故」も多く発生しております。
現在では、免許証更新の際に、70歳以上の方は「講習の受講」、75歳以上の方は「講習予備検査(認知機能)」が義務付けられております。
もし、運転に自信がなくなった場合や、家族から「運転が心配」と言われた際には、勇気を出して免許の自主返納も考えましょう。

(3) 自転車の安全利用の推進

自転車はとても便利な乗り物です。しかし、近年、「自転車による人身交通事故」「自動車」と「人」の交通事故が、多発しております。
ぜひ、便利な「自転車」を「自転車安全利用五則」を守り、「安心」「安全」に利用しましょう。


自転車安全利用五則

1.自転車は、車道が原則、歩道は例外
2.車道は左側を通行
3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4.安全ルールを守る
(1)飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
(2)夜間はライトを点灯
(3)交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
5.子どもはヘルメットを着用