春の全国交通安全運動が始まります。
今回はその目的や重点目標を、改めてご紹介します。
📺 まずは2分のショート動画で、運動のポイントをチェックしてみませんか?
👉 [動画はこちら(YouTubeショート)]
はじめに
4月は、新年度の始まりとともに、交通事故のリスクが高まる季節です。
新生活が始まり、慣れない通勤・通学、春の行楽シーズン…
そんなタイミングに合わせて、毎年全国で実施されているのが、
「春の全国交通安全運動」です。
春の全国交通安全運動とは?
この運動は、内閣府が主催する全国的な社会啓発活動で、
全国の自治体・警察・企業・学校・地域団体が一体となって取り組んでいます。
2025年は4月6日(日)から15日(火)までの10日間にわたり実施されます。
運動の目的
春の交通安全運動の目的は、ただ一つ。
「すべての交通事故を防ぐこと」。
そして、それを一人ひとりの意識と行動で実現していくことです。
重点的に取り組まれるテーマ(重点目標)は、次回以降のブログで詳しくご紹介しますが、
たとえば以下のような内容が含まれます。
- 子どもや高齢者の歩行者を守るための安全環境づくり
- スマホを見ながらの運転・歩行など、ながら行動の根絶
- 自転車や電動キックボードのルール遵守とヘルメットの着用徹底
交通事故件数の推移と現状
近年、日本の交通事故件数は減少傾向にあります。しかし、高齢者や自転車利用者が関わる事故の割合は依然として高い水準にあり、交通弱者への対策が求められています。
警察庁の発表によると、令和6年(2024年)の交通事故による死亡者数は2,663人で、前年より15人(0.6%)減少しました。 警察庁
このように、交通事故死者数は減少傾向にありますが、目標である「交通事故死ゼロ」にはまだ道半ばです。引き続き、一人ひとりの交通安全への意識向上が重要となります。
一般社団法人 交通事故医療情報協会の取り組み
私たち一般社団法人 交通事故医療情報協会は、
この「全国交通安全運動」の協賛団体として、内閣府の公式活動に参画しています。
全国に広がる認定整骨院・接骨院と連携し、
それぞれの地域で交通安全に関する啓発・広報・見守り活動を展開しています。
治療をするだけではなく、
交通事故を“未然に防ぐ”ための医療ネットワークとして、
地域の皆さまの安全と安心を支える活動を行っています。
次回予告
次回のブログでは、春の交通安全運動の重点目標①
「歩行者が安全に通行できる環境の整備と、正しい横断方法の実践」
について詳しくご紹介します。
引き続き、交通事故を防ぐ取り組みにご注目ください。