交通事故に遭った直後は、
・痛みや違和感
・保険や手続きへの不安
・何を優先すればいいか分からない気持ち
が一気に押し寄せてきます。
実は、事故後の対応を少し間違えるだけで、
「本来受けられたはずのサポートを受けられなかった」
というケースは少なくありません。
この記事では、交通事故に遭われた方が
あとから困らないために知っておいてほしいポイントを、
できるだけ分かりやすくまとめています。
① 交通事故=必ず自賠責が使える、ではありません
多くの方が誤解されていますが、
事故でケガをしたからといって、必ず自賠責保険が使えるわけではありません。
自賠責保険は、
「相手にケガをさせたときに、その相手(被害者)を補償する保険」です。
そのため、
・後方から追突してしまった
・自分の過失が大きい事故
このような場合、
自分のケガに自賠責が使えないことがあります。
この場合は、健康保険や任意保険を使って通院する形になります。
② 仕事中の事故でも、労災が使えないことがあります
「仕事中の事故だから労災ですよね?」
と思われる方も多いですが、必ずしもそうではありません。
労災が使えるのは、
会社に雇われている“労働者”の場合です。
・個人事業主
・フリーランス
・業務委託
といった立場の方は、
仕事中の事故であっても労災が使えないケースがあります。
③ 診断書は取った方がいい?でも“無駄”になることはない?
事故後によく聞かれるのが、
「診断書って取る意味ありますか?」
という質問です。
正直にお伝えすると、
人身傷害保険や休業損害特約に入っていない場合、
診断書を取っても金銭的な補償につながらないケースは多くあります。
そのため、
「必ず得をする」「お金がもらえる」
というものではありません。
それでも診断書を勧める理由
診断書は、お金のためだけのものではありません。
・「事故によるケガがあった」という事実を残す
・後から痛みが強くなったときの証明になる
・保険会社とのトラブルを防ぎやすくなる
事故直後は軽い痛みでも、
数日〜数週間後に症状が強くなることは珍しくありません。
診断書がないと、
「本当に事故のケガですか?」
と言われてしまうこともあります。
④ 物損事故のままでも大丈夫?
事故後、警察で「物損事故」として処理されていても、
ケガがあれば人身事故に切り替えることは可能です。
人身事故にすると、
・ケガが公的に記録される
・保険会社との話が進めやすくなる
・後から不利になりにくい
といったメリットがあります。
ただし、
人身傷害保険や休業損害特約に入っていない場合、
人身事故に切り替えても補償が増えないこともあります。
そのため、
「必ず切り替えた方がいい」とは一概には言えません。
⑤ 大切なのは「保険を確認してから判断する」こと
ここで一番大切なのは、
「どうせ意味がない」と自己判断しないことです。
事故直後は、
・自分がどんな保険に入っているか
・どんな特約が付いているか
を正確に把握できていない方がほとんどです。
後から
「実は人身傷害が付いていた」
「別の保険で使えた」
というケースもあります。
その時に、
診断書や人身事故の記録がなければ、
使えるはずだった補償も使えません。
⑥ 休業補償は「保険内容次第」です
事故の影響で仕事を休む場合、
休業補償が出るかどうかは加入している保険の内容次第です。
特に、
・個人事業主
・自営業
の方は、
自動的に補償されるわけではありません。
人身傷害保険や休業損害特約が付いているかどうかが、
大きなポイントになります。
⑦ 弁護士費用特約があれば、ぜひ使ってください
もし弁護士費用特約が付いている場合は、
自己負担なしで専門家に相談できます。
・保険会社とのやり取り
・補償内容の整理
・今後の進め方の確認
「大げさかな?」と思う必要はありません。
分からないことを、そのままにしないことが大切です。
まとめ|事故後に覚えておいてほしいこと
・事故=必ず自賠責が使える、とは限らない
・仕事中でも労災が使えない場合がある
・診断書は補償だけでなく「記録」として大切
・人身事故への切り替えは保険内容を確認してから判断
・困ったら一人で抱え込まない
交通事故医療情報協会からのメッセージ
交通事故医療情報協会の認定院では、
治療だけでなく、
・事故後の考え方
・保険の整理
・必要に応じた専門家のご案内
まで含めてサポートしています。
「これって意味あるの?」
「どう進めればいいか分からない」
そんなときは、
無理に決めず、まずはご相談ください。
一緒に整理しながら、後悔の少ない選択を考えていきましょう。







