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事故に遭ったのだけど病院より整骨院に通いたいのですが

2021年2月24日

交通事故に遭われた患者様の中には「病院より整骨院に通いたい」と希望される方もいらっしゃいます。
交通事故に遭った際、病院へ行かれるのが一般的ですが、病院や整形外科によっては、レントゲンを撮って異常がないと判断すると湿布や薬だけ処方し、経過観察という場合もあるようです。
そのような病院へ通っていると、痛みやしびれが長引く患者様は
「本当にこのままでよくなるのだろうか?」
「このままこの病院へ通っていて大丈夫だろうか?」
と不安になる方もいらっしゃるでしょう。

整骨院や接骨院は一人ひとりに合わせた治療を行います

整骨院や接骨院では、一人ひとりの身体の状態を視て、適切な施術を行います。
交通事故によって「むち打ち症」になる方は多いのですが、むち打ち症は「頸椎捻挫」であることがほとんどです。
この「捻挫」は整骨院の先生である「柔道整復師」の得意分野ですので、適切で丁寧なケアが可能です。
また、病院と違い、夜間も開院している院も多いので、忙しい患者様も安心して施術を受けることができます。

病院と整骨院は一緒に通いましょう

整骨院のみに通うと、
・後遺症が残った時に、後遺障害が認められない
・治療費が自賠責保険から支払われない
など患者様にとって大きな不利益と繋がります!
必ず、病院と整骨院はセットで通うようにしましょう。

それでは、病院と整骨院、一緒に通うために気をつけてほしいポイントをお伝えします。

現在通っている病院の許可を得る

現在、患者様が通っている病院に、「整骨院へも通いたい」と伝えてください。
患者様の中には今お世話になっている病院の先生に伝えにくいと思われる方もいらっしゃいます。
その場合は、「仕事の都合で病院が開いている時間に通えないので、整骨院へも通いたい」とお伝えすると良いでしょう。
治療をどこで受けるのかは、患者様に選ぶ権利があります。
また、ご自分の体のためでもあります。遠慮なく伝えしましょう。

保険会社へ連絡をする

現在通っている病院と別に、整骨院へ通いたい旨、保険会社へ連絡をしましょう。
連絡のないまま、整骨院へ勝手に通院すると自賠責などの保険で治療できない場合があります。
しかし、保険会社によっては、整骨院に通うことを止める担当者様もいらっしゃいます。
患者様の中には、「保険会社がNGというなら…」と迷われる方もいらっしゃいますが、保険会社が「整骨院に行かないでください」というのは「いかないで欲しい」という、あくまで保険会社の希望であり、「自賠責保険が使えない」という意味ではありません。
保険会社はあくまで、患者様や病院(整骨院)と自賠責損害調査事務所の中継ぎをしているにすぎません。

自賠責保険は、保険会社を通さずに直接、患者様から請求することも可能ですし、事務作業を行政書士や弁護士に依頼することも可能です。

1ヶ月に1回以上、病院で診断をしてもらう

整骨院に通い始めても、必ず月に1回以上は病院で診断をしてもらいましょう。
医師に治療継続の必要性を判断してもらうと、治療費の支払いがスムーズです。
また、後遺症が残った際は医師の継続的な診断がないと認められませんので、必ず受診しましょう。

(一社)交通事故医療情報協会認定院の整骨院の先生方は交通事故治療のプロフェッショナルです。
また、病院との併院についての調整や保険会社との連絡も、多くの交通事故の患者様を診てらっしゃるので豊富な知識をお持ちです。
そういった点でも、交通事故治療は経験や実績の多い治療院を選ぶと安心して治療に専念できますので、おすすめです。